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台湾の国立雲林科技大学と大学間協定 福岡大学


週刊経済2025年3月19日発行号

半導体人材育成のTSMC認定留学プログラム

福岡大学(福岡市城南区七隈8丁目、永田潔文学長)は、このほど台湾の国立雲林科技大学と大学間協定を締結し、「TSMC半導体人材育成日本人留学プログラム」を活用した認定留学プログラムを開始する。

これは福岡大学の半導体教育と国際連携の強化を目的としたもので、日本の半導体産業に貢献できる人材の育成を目指すもの。工学部電子情報工学科の4年次生が対象で、「半導体工学教育プログラム」のサブプログラムとして実施し、半導体技術の実践的な学びと国際的な研究環境を提供する。プログラムの概要は​①世界最先端の半導体教育を受講②TSMCでのインターンシップ③中国語の基礎学習など。

福岡大学工学部では、半導体分野における人材不足の解消や高度な技術を持った人材を育成するため、昨年度から「半導体工学教育プログラム」を実施している(2025年度入学生から完全実施)。ここでは半導体デバイスや製造プロセス、回路設計などの基礎から応用までを体系的に学べる必須講義に加え、半導体関連企業でのインターンシップを実施している。