NEWS
- 地域
台湾にメンテナンス工場建設 マリンハイドロテック 海外需要取り込む
Tag:
船舶用油圧装置の販売・修理のマリンハイドロテック株式会社(福岡市中央区港3丁目、井手敏文社長)は来年3月末の完成を目指し、台湾の高雄市にメンテナンス工場を建設する。
海外での拠点開設は中国の青島工場(今年3月稼働)に続き2カ所目。これまでは現地代理店が同社顧客のメンテナンスを手がけてきたが、本格的に海外でのメンテナンス事業を強化する。建設地は同市の臨海工業団地の区画2640平方m。工場に事務所も併設する。井手社長は「海外の顧客から現地化を希望する声が多く、サービス強化の意味合いも大きい。日本から熟練工を派遣し、現地採用するスタッフに技術を学ばせ、将来的には他地域にも進出したい」と話している。
同社は1971年12月設立。資本金6000万円。従業員数150人。2012年12月期の売上高は約45億円。本社以外に長崎、下関、兵庫、銚子、焼津、石巻に事業所を持つ。来年3月完成をめどに千葉県銚子市の営業所にメンテナンス工場を建設中で、完成後は国内の主要拠点の整備が完了する。
井手社長は長崎県西彼杵郡長与町出身。1955年8月9日生まれの58歳。同志社大学商学部卒。趣味はレコードと映画鑑賞。