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原油高騰収束で減収増益 第一交通産業中間決算 4~9月、経常は28%増
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第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の2010年3月期中間(09年4~9月)連結決算は、売上高が339億4400万円で前年同期比17・6%減、経常利益が9億8400万円で同28・0%増の減収増益となった。
原油高騰の収束に伴う燃料費の減少とグループ全体で経費節減を図った結果、利益面では2ケタ台の伸びとなった。営業利益は13億300万円で同29・7%増。ただ訴訟和解金の特別損失を計上したことなどから、四半期純利益は4700万円で同94・8%減だった。主力のタクシー事業の売上高は、229億3800万円で同6・7%減。営業利益は6億6300万円で同26・9%増。営業車両の稼働率向上を図り、各営業所の適正配置車両数を見直して自主減車した結果、タクシー台数は27台減少し、認可台数は6754台となった。不動産事業の売上高は、43億4700万円で同32・6%減。マンションを含む分譲事業が同43・7%減で、賃貸事業は同9・0%増だった。自動車関連事業は、4月末付でBMW車の新車販売から撤退し、9月1日付で株式会社ミュンヘンオートの全事業を譲渡したことなどで、売上高は11億2800万円で同63・0%減。金融事業の売上高は14億800万円で同48・2%減だったが、無担保ビジネスローンの撤退で支店廃止、人件費削減、経費削減を進め、営業利益は1億7900万円で同3・15倍となった。バス事業の売上高は、33億8700万円で同6・6%減。その他の事業は7億3300万円で同4・0%減となった。通期では、売上高が744億5000万円で同10・5%減、経常利益が25億円で同2・0%増を見込んでいる。