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原料高騰響き30年振り赤字転落  西部ガス    純損失20億6600万円


 西部ガス(福岡市博多区千代2丁目、田中優次社長)の09年3月期中間決算は、売上高が763億7500万円で前年同期比7・3%増、経常損益は12億500万円の赤字(前年同期実績11億3300万円の黒字)、純損益も20億6600万円(前期実績1億2800万円の黒字)で、30年振りに中間期での赤字転落となった。
 料金単価の上方調整などの影響により、業務用を中心にガス売上高は増加したが、原料価格高騰、家庭向けガス料金値下げの影響で利益面を大きく圧迫し赤字となった。通期の予想では売上高1720億円で前期比9・9%増、経常利益20億円で同44・1%減が見込まれる。だが、「国の要望によるガス価格見直しの検討を発表しているため、この対応次第では通期の業績に変更が生じる可能性がある」(同社広報)としている。