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博多駅南西街区の13階建ビル18年4月完成へ  紙与産業    基準階のフロア面積は約1047平方m


 地場不動産管理運営、貸しビル・駐車場経営の紙与産業株式会社(福岡市中央区天神1丁目、渡邉嶼之社長)が、同市博多区中央街で建設中のオフィスビル「紙与博多中央ビル」は18年4月の完成予定であることが同社への取材で分かった。
 ビルは今年春までに開業したKITTE博多やJRJP博多ビルなどが立地する博多駅南西街区内の筑紫通り沿い、博多郵便局の仮局舎として使われていた同社所有地(敷地面積1523平方m)に立地し、9月から工事に着手していた。鉄筋コンクリート造、鉄骨造りの13階建てで、延べ床面積は約1万8500平方m。貸室面積は約1万2940平方mで、基準階のフロア面積は約1047平方m。1階と2階の中間層に免震構造を施したほか、ゲリラ豪雨発生時の止水装置、九州では初めて混雑解消を目的に先行予約システムのエレベーターを導入した。駐車台数は51台(うちハイルーフ車対応25台)、駐輪台数は155台(うち原付バイク18台)。
 ビル事業部長の青木弘取締役は「免震やBCPにも対応した高いスペックのビルとして建設を進めており、将来的には競争力のあるビルとして供給していきたい。着工後、すぐに募集を始めているが、引き合いは多い」と話している。