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博多港に最大規模のクルーズ客船が寄港再開 米ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社 乗客19百人が観光や買い物
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博多港中央ふ頭に8月3日、東日本大震災以降では初めての大型クルーズ客船が寄港し、博多港に着いた旅行客約19百人は県内各地で観光や買い物を楽しんだ。
寄港したのは大型クルーズ客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ号」で、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社(本社アメリカ)の所有。全長約260m、総トン数約7万トン、総乗客定員は約2千人。博多港に寄港するクルーズ客船では最大規模で、09年から3年連続で寄港している。今回乗船した旅行者は中国人約8百人はじめ、香港約6百人、韓国約2百人、その他欧米など3百人の計約19百人。同船は7月30日香港を出発し、7泊8日をかけ沖縄、福岡、釜山(韓国)を経て8月6日天津(中国)に到着した。福岡での主な観光コースは、太宰府~福岡タワー~天神、太宰府~櫛田神社で博多券番見学~天神、太宰府~福岡タワー~マリノアシティなど。
同船は3月以降、東日本大震災の影響で日本への寄港が見送られていた。博多港でも3月16日から7月26日までの計14船が寄港をキャンセル。今後はスケジュール追加2件も含め、11年中に計9回の博多港寄港が予定されている。日付は8月8、15、22、29日、9月6、24、29日、10月5日予定。
同日福岡市は歓迎式典を開催。渡邊正光副市長は「無事に11年の初入港を歓迎することができ、大変嬉しく思う。今後も安心して福岡観光を楽しんでもらえるよう取り組む」とあいさつ。記念品贈呈では小川洋知事や玉木良知九州運輸局長、渡邊副市長らがイングヴァル・クヌートセン船長、イングマール・ウルフ・ニルソン機関長らに博多人形や有田焼大皿などを贈呈した。