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博多区博多駅前1丁目に移転 はかた伝統工芸館
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週刊経済2025年6月11日発行号
博多織など常設展示数は約60点
福岡市経済観光文化局が運営する「はかた伝統工芸館」(福岡市早良区百道浜3丁目、富松泰伸館長)は5月2日、同市博多区博多駅前1丁目に移転した。
福岡市博物館の改修工事に伴う移転。場所は博多バスターミナル北側、承天寺通り沿い「パークフロント博多駅前1丁目」1階で、施設面積は約122㎡。博多駅や同バスターミナルからのアクセスを生かして、さらなる旅行客の集客を図る。常設展示スペースには「博多織」や「博多人形」など、歴史的伝統工芸品を約60点展示。企画展示スペースでは、約1〜2週間おきに企画を変え、福岡で活躍する作家の作品展示やイベントを実施。ネクタイやキーケースなど約200品も販売している。また、常設の工芸体験コーナーに加え、第1~第3日曜日は講師を迎えた体験教室を開く。休館日は毎週水曜日。営業時間は午前10時~午後6時で、最終入館は同5時半。
富松館長は「当館で工芸品の展示、体験、購入ができるので、SNSなどで幅広く情報発信し、国内外から多くの人に来館してほしい」と話している。
富松館長は久留米市出身。1956年生まれの69歳。西南学院大学法学部卒。趣味は家庭菜園。