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博多マイスターに職長の永池博さん 石村萬盛堂
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週刊経済2024年12月25日発行号
菓子職人として40年の功績評価
菓子製造・販売業の㈱石村萬盛堂(福岡市博多区須崎町、川原武浩社長)は12月6日、福岡市認定の「博多マイスター」に同社の菓子職人で職長の長池博(ながいけ・ひろし)さんが選ばれたと発表した。
博多マイスターは、技能職者の認知度・社会的地位の向上を目的に、ものづくりに関して優れた技能と相当の経験を持った技能職者を「博多マイスター」として認定するとともに、市民に対する技能継承活動や技能者の育成・技能継承活動を支援する事業で、2024年度は長池氏1人のみの認定となった。
長池氏は長崎県出身、1964年6月1日生まれの60歳。和菓子職人として40年以上のキャリアを持ち、石村萬盛堂では通算30年ほど従事。上生菓子、那の香、紅白饅頭など、和菓子など、晴れの日の和菓子などを企画・製造してきた。また講師としてもイベントでの和菓子教室や実演試食会のほか、寺社仏閣とコラボレーションした子ども向けの教室、外国人観光客向けの教室の開催など、新たな取り組みにも挑戦しながら、積極的に技能伝承活動を続けてきた点が評価された。
長池氏は「若い時に、こんなにも美しい和菓子を自分でも作ってみたいと思ったのが、和菓子職人になろうと思ったきっかけ。それから40年が経過し、この度の認定は身に余る光栄。これからも、技能の研鑽と伝承活動に励んでいきたい」と話している。