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博多バスターミナル高速バス乗り場を改装 福岡交通センター 全面リニューアルの総仕上げ
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JR博多駅に隣接する「博多バスターミナル」を運営する株式会社福岡交通センター(福岡市博多区博多駅中央街、小金丸重樹社長)が改装を進めていた3階高速バス乗り場と2階高速バス到着ホームが昨年12月20日に完成した。
これは開業50周年を記念した15年ぶりの全面リニューアルの第1弾として14年12月に改装した1階市内バス乗り場に続く第2弾で総仕上げとなる改装。黒と白を基調とした1階市内バス乗り場に対して、2、3階は高速バス乗り場のイメージカラーであるグリーンを基調とした切符売り場やクリスタルガラス調の行先乗り場表示灯、ゆったりした椅子を設置するとともに、革調の柱や大理石調の壁など高級感のある落ち着いた空間を創出した。
2階には授乳室や着替え室を備えたパウダールームを新設し、福岡市こども未来局の「赤ちゃんの駅」にも登録。3階は切符売り場内に車椅子の乗客用窓口カウンターを新設したほか、多目的トイレを新設。出発時間を表示した運行案内やコーヒー販売機を設置した待合所(ベンチ22人分)も新設した。また、外国人客に分かりやすいよう、運行案内や券売機、行先乗り場表示灯、路線図、時刻表、案内サインを日本語・英語・韓国語・中国語の多言語表記とした。3階切符売り場前の左右の壁には、お得感のある高速バス乗車券や定期券の情報が一目で分かるコーナーを新設した。同社では「今後も、初めてのお客さまにも分かりやすく、九州の玄関口である博多駅に隣接する総合バスターミナルにふさわしい施設にしていきたい」と話している。
同ターミナルは65年8月に営業開始。商業部分を含む延べ床面積は4万5634平方mで、うちバス関連部分が8991平方m。1日の発着便数は約3120便で、うち高速バスが780便。高速バスの乗り入れは全35路線で、うち本州・四国向け夜行高速バスガ14路線、九州島内高速バスが21路線。1日の利用人数は約7万人(14年度)。