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博多バイパス・下臼井―空港口間が都市計画事業承認 福岡国道事務所


週刊経済2023年11月21日発行号

立体化による8車線化が加速

福岡国道事務所は11月7日、国道3号・博多バイパス下臼井―空港口間で計画していた立体化による整備事業が都市計画事業承認の告示を受けたと発表した。
都市計画事業承認とは、都市計画に定められた都市施設の整備を行うにあたり、円滑かつ着実な事業実施を図るため、施行者が国土交通大臣からの承認を受け、事業を施行する手続きで、事業を施行することの承認を受けたもの。これにより、建築等の制限や土地建物の先買い、土地の買取請求など都市計画法に基づく法的効果が生じることとなり、事業が加速することとなる。
承認を受けた区間は現在、上下3車線の6車線だが、交通量の増加などを背景に交通渋滞が慢性化していることや、近隣では福岡空港の増設滑走路工事が2025年3月の供用を控えているなど、福岡市東部と空港との道路ネットワークの拡充が課題とされていた。そのため、国は新たに4車線の立体化を計画しており、8車線化事業を進めていた。