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医療機器販売のメディックスジャパンHDを子会社化 トータル・メディカルサービス 給食事業に参入
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調剤薬局経営の株式会社トータル・メディカルサービス(古賀市舞の里3丁目、大野繁樹社長)は12月1日付で、医療機器販売の株式会社メディックスジャパンホールディングス(同市青柳町、松尾晃二社長)の全株式を取得し、子会社化した。取得額は25億64百万円で金融機関からの借り入れで賄う。
メディックスグループは北部九州の病院や介護施設を中心に医薬品卸や病院・施設向け給食事業を展開。医療機器販売事業への参入で収益源の多角化を図り経営基盤を強固にする。子会社化でトータル・メディカルサービスの売上高比率は現在の約95%から13年3月期には60%程度になる見通し。同社では「このほか、メディックスの子会社と当社の調剤薬局の仕入れ一本化で物流費削減など相乗効果を図りたい」と話している。
メディックスジャパンホールディングスは、2011年8月、3社あった事業会社のうち、医療機器販売などの株式会社メディックスジャパンを分離、介護事業の株式会社パインを売却し、現在、医薬品卸売、病院内給食事業を手掛ける株式会社ケイエムの1社のみを保有している。グループ全体の売上高は2011年3月期で約45億円。子会社化により株式会社ケイエムは孫会社になる。