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北九州市小倉北区の大規模火災跡地に広場 リアルエステートサービス


週刊経済2025年5月28日発行号

借り上げ暫定利用

不動産業の㈱リアルエステートサービス(福岡県北九州市小倉北区魚町3丁目、飯田大樹社長)は5月9日、同区魚町1丁目、魚町銀天街に隣接する火災跡地に広場をオープンした。

再開発の詳細が決定するまでの5年間、地権者らから借り上げ広場として暫定的に活用するもの。名称は「魚町みらい広場」。敷地面積は約1千㎡。同火災で被災した鳥町食道街の飲食店などが屋台で出店するほか、定期的にイベントを開催する予定。

第一弾として5月9日から11日まで「北九州ハイボールフェスタ」を実施した。飯田社長は「訪れた人が魚町の未来を考える場所になってほしい。火災を忘れず前に進むために名付けた」と命名の由来を話した。また9日同広場のオープニングセレモニーがあり、出席した武内和久北九州市長は「広場をオープンできたのは皆さんの思いが集まったおかげ。北九州の顔である魚町再開発に向け協議会を設置し復興を進めている」と話した。

同地区は2024年1月の火災により鳥町食道街を中心とした約35店舗が被災し、「魚町地区の復興を考える会」での協議の結果㈱リアルエステートサ―ビスが借り上げ暫定利用するに至った。