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創業当時のヒット餃子を復刻発売  八洋食品    50周年キャンペーンを展開


 餃子など冷蔵調理食品製造の八洋食品株式会社(糟屋郡新宮町上府、川添修三社長)は2月1日、一般用商品の新商品として創業当時のヒット商品「とんぎょうざ」を復刻発売する。
 今年4月に設立50周年を迎えるのを記念し復刻するもので、デフレや価格競争の激化が続く中、15g×14粒で末端価格198円と想定する同商品を戦略的商品と位置付け、2014年1月期は「博多発ラーメン屋さんの餃子」など主力商品とともに50周年キャンペーンを展開し、拡売を図る。
 「とんぎょうざ」は豚肉、鶏肉、キャベツを主原料とした肉餃子で、豚のキャラクターのイラストを加えたパッケージデザインに一新するものの、発売当時の味を追求し、肉比率をアップした。賞味期限は7日間。希望小売価格は220円。九州や中国・四国地区のスーパーマーケットなど量販店で販売し、月商1000万円、年商1億2000万円を目指す。
 50周年キャンペーンでは、「博多発ラーメン屋さんの餃子」と「七味八珍」の2つの主力商品を6月から9月までの4カ月間展開するのをはじめ、「ひとくち しそ入り餃子」など他の商品でも順次展開していく計画。中でも、2個増量セールを展開する「博多発ラーメン屋さんの餃子」(通常・15g×14粒)は前年比6%増の年商8億円を見込んでいる。
 川添社長は「50周年の節目となる今年は復刻餃子を起爆剤にさまざまな商品で拡売を図っていきたい」と話している。
 同社は1963年4月創業・設立。資本金8400万円。従業員280人。チルド餃子のトップメーカーで、一般用商品のほか、外食企業向けなどの業務用の製造なども手掛ける。12年1月期の売上高は81億5220万円。