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副知事に牛尾長生前東京事務所長  福岡県   「まずは県民の信頼回復」


 福岡県は収賄罪で起訴された中島孝之前副知事の後任に4月2日付で、牛尾長生(たけお)前東京事務所長が就任した。任期は2014年4月1日までの4年間。
 牛尾知事は福岡市早良区出身、1949年4月29日生まれの61歳。福岡大学附属大濠高校―慶應義塾大学通信教育課程中退。71年入庁。総務部、農政部を経て、02年農政部農業経済課長、04年同部副理事兼農政課長、06年保健福祉部次長、07年東京事務所長。趣味はスポーツ観戦、ゴルフ。
 牛尾副知事はふくおか経済6月号インタビューに、「責任の重さを感じている。まずは県民の信頼を回復しなければいけない。麻生県政は今年が4期目の仕上げの年に当たるが、しっかりと支えたい」と抱負を語った。

 部長の55歳の服部総務部次長と江口秘書室長

 また、同県は4月1日付けで一般職員の人事異動を実施した。福祉労働部長に服部誠太郎総務部次長、環境部長に江口勝秘書室長が就任した。両氏は1954年度生まれの55歳。麻生県政で55歳の新任部長2人の越用するのは初めて。
 部長級の異動は前年に比べ2人減少したものの、前年度は委員会事務局長や技監などが大半を占めたのに対し、今年度は各部の部長5人が動いた。2氏のほかに保健医療介護部長に山下芳郎同部次長、商工部長に塚元憲郎同部次長、建築都市部長に小路芳晴同部次長が就いた。
 異動数は前年度比39人減の2361人で、ほぼ例年並みの規模となった。異動の内訳は、部長級9人(前年比2人減)、次長級52人(5人増)、課長級226人(18人増)、課長補佐級564人(67人減)、係長級1051人(58人増)、一般459人(17人減)。
 課長級以上の女性は1人増の21人。ふくおか経済6月号に新任幹部職員16人のインタビューを掲載する。