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前月比0.08ポイント増の4.43% 三幸エステート福岡支店調べ


週刊経済2025年4月23日発行号

4月の福岡市ビル空室率

三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、4月の福岡市ビル空室率は前月比0・08ポイント増の4・43%となり、3カ月ぶりに増加した。

規模別(※)では、大規模ビルが0・03ポイント減の3・75%、大型ビルは0・04ポイント増の4・37%、中型ビルは0・25ポイント増の5・46%、小型ビルが0・54ポイント増の6・43%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・14ポイント増の5・92%となった。同支店では「複数の新築ビルが空室を抱えて完成したことや、新築ビルへ移転したテナントの二次空室が影響している」と分析。

中村支店長は「博多駅周辺は品薄感が強く移転先の確保が困難なため、天神までエリアを広げて移転を検討する傾向にある。引き続き、両エリアでのテナント内定が進む」とした。

※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件