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前月比0・24ポイント減の4・47% 三幸エステート福岡支店調べ


週刊経済2025年6月18日発行号

6月の福岡市ビル空室率

三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、6月の福岡市ビル空室率は前月比0・24ポイント減の4・47%となり、3カ月ぶりに低下した。

規模別(※)では、大規模ビルが0・15ポイント減の4・16%、大型ビルは0・45ポイント減の4・02%、中型ビルは0・22ポイント減の5・02%、小型ビルが0・3ポイント減の6・25%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・05ポイント減の6・18%となった。同支店では「立地改善などの前向きな移転需要があり、主要エリアの新築・築浅ビルを中心に空室消化が進んでいる」と分析している。

中村支店長は「天神ビッグバンでは駅直結の交通利便性に優れたビルが多く、希少性の高さも需要を引き付ける要因だと考えられる。『天神住友生命FJビジネスセンター』は今月の完工を控えており、テナント誘致が進んでいる」と話している。

※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件