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前月比0・19ポイント減の4・26% 三幸エステート福岡支店調べ
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週刊経済2024年12月25日発行号
12月の福岡市ビル空室率
三幸エステート㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、中村竜治支店長)によると、12月の福岡市ビル空室率は前月比0・19ポイント減の4・26%で、3カ月ぶりに低下した。
規模別(※)では、大規模ビルが0・26ポイント減の3・11%、大型ビルは0・05ポイント増の4・66%、中型ビルは0・33ポイント減の5・83%、小型ビルが0・11ポイント減の6・50%。貸付面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は0・14ポイント減の5・71%となった。建替えに伴う移転、郊外からの集約移転等で新築・築浅ビルを中心に空室床の消化が進んだことが、空室率低下の要因となった。天神エリアが0・6ポイント減と大幅に低下し、引き続き活発な動きを見せている。
中村支店長は「12月は天神エリアの大規模ビル『ONE FUKUOKA BLDG.』『(仮)ヒューリック福岡ビル建替計画』が竣工する。自社ビルからの移転や立地改善を目的とする移転需要により順調に内定が進んでいる。昨今の新築ビルでは、立地の良さに加えて50~100坪に分割対応可能な物件が引き合いを多く集めている」 としている。
※大規模ビル=1フロア面積661㎡以上の物件、大型ビル=1フロア面積330~661㎡の物件、中型ビル=1フロア面積165~330㎡物件、小型ビル=1フロア面積66~165㎡の物件