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前年同月比7・0%増の189億2610万円 福岡市内4百貨店の9月売上高


週刊経済2024年11月6日発行号

36カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の9月売上高は、前年同月比7・0%増の189億2610万円で36カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が10月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が62億4千万円(9・0%増)、雑貨が51億5913万円(8・7%増)、衣料品が35億3314万円(2・8%増)、食料品が30億1078万円(10・7%増)、家庭用品が3億9975万円(7・2%増)、食堂・喫茶が1億9896万円(0・5%減)。9月に福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグ優勝を果たし、各社が実施したセールが寄与したことに加え、インバウンド消費も好調だった。また、食料品が10・7%増と、他の9都市(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島)がマイナスか前年並みを記録する中での伸び。日本百貨店協会は「増加している韓国からの観光客が関係している可能性がある」とコメントした。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では2・7%増の150億1001万円で3カ月ぶりのプラスとなった。商品別では食料品が41億1944万円(0・4%減)、衣料品が39億4861万円(1・6%減)、雑貨が33億5494万円(13・2%増)、身のまわり品が20億441万円(0・2%減)、家庭用品が7億4475万円(0・7%増)、食堂・喫茶が4億7919万円(7・8%増)だった。
全国の売上高は2・3%増の4229億円と31カ月連続のプラスで、入店客数は1・6%増。高付加価値商材とインバウンドは引き続き活況。残暑の影響で夏物アイテムやUVケア商品等は好調に推移したが、秋冬の季節商材が伸び悩んだ。各社が企画した物産展などの食品催事や外国展、外商顧客催事など各種施策も売り上げと集客に寄与した。

表はこちらから。