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前年同月比5・9%減の212億4342万円 福岡市内4百貨店の3月売上高


週刊経済2025年5月7・14日発行号

2カ月連続のマイナス

福岡市内4百貨店の3月売上高は、前年同月比5・9%減の212億4342万円で2カ月連続のマイナスとなった。

日本百貨店協会が4月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では身のまわり品が68億4953万円(12・8%減)、雑貨が54億2853万円(1・3%減)、衣料品が39億7659万円(6・5%減)、食料品が36億4928万円(2・1%減)、家庭用品が6億3115万円(39%増)、食堂・喫茶が2億1284万円(1・0%減)。ウォン安の影響で韓国からの訪日客が減少したが要因のひとつ。

また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では2・5%減の182億4865万円で6カ月連続のマイナスとなった。商品別では衣料品が54億8747万円(3・8%減)、食料品が49億7031万円(1・7%減)、雑貨が36億8993万円(4・1%増)、身のまわり品が24億1746万円(8・4%減)、食堂・喫茶が5億3032万円(1・2%減)だった。

全国の売上高は2・8%減の4953億2251万円と2カ月連続マイナスで入店客数は2・6%減。全国的に寒暖差の激しい気候で春物商材の動きが鈍かった。また、3月におけるインバウンドの購買客数は過去最高だったが、円高傾向が訪日客の高額商材の買い控えに影響し免税売上高は36カ月ぶりにマイナスに転じた。

表はこちらから。