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前年同月比4・4%増の203億7284万円 福岡市内4百貨店の10月売上高


週刊経済2024年12月11日発行号

37カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の10月売上高は、前年同月比4・4%増の203億7284万円で37カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が11月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が69億979万円(11・4%増)、雑貨が50億1029万円(4・5%増)、衣料品が42億2838万円(0・8%減)、食料品が32億5061万円(3・0%増)、家庭用品が3億4292万円(14・6%減)、食堂・喫茶が1億9282万円(6・4%減)。インバウンド消費により福岡市は好調。中国からの観光客の割合が多い中、特に韓国の割合が増えている。また、全国的に食料品の売り上げが伸び悩んでいるが、福岡は食料品の中でも菓子がプラスになっているのが特徴で、お土産消費が寄与しているとみられる。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では5・9%減の164億827万円で2カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では衣料品が49億915万円(13・2%減)、食料品が45億1625万円(2・4%減)、雑貨が31億2098万円(0・8%減)、身のまわり品が22億1029万円(6・1%減)、家庭用品が8億2398万円(3・4%増)、食堂・喫茶が4億7585万円(1・7%増)だった。
全国の売上高は0・7%減の4477億円と32カ月ぶりのマイナスで、入店客数は0・6%減。引き続きインバウンドは好調で、今年1~10月の売上高累計は5347億円と、2カ月を残す現段階で2014年10月の調査開始以来初めて5千億円を突破した。ラグジュアリ―ブランドなどの身の回り品や懸賞品は伸長。一方で、記録的な高温により秋冬物商材が苦戦したことや前年に比べ日曜日が1日減ったことなどがマイナスの要因となった。

表はこちらから。