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共同運営ファンドで福岡市のメドテリアに出資 NCBベンチャーキャピタル
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週刊経済2025年2月12日発行号
医療系交流プラットフォーム運営
西日本フィナンシャルホールディングスグループの㈱NCBベンチャーキャピタル(福岡市中央区天神2丁目、林弘喜代表取締役)は1月23日、共同で運営する「QB第二号ファンド」において、医療従事者・医療系学生向けコミュニケーションプラットフォーム「Medteria」を運営するメドテリア㈱(同区赤坂2丁目、田代克行代表取締役)に出資したと発表した。
メドテリアは病理AI開発を行う九州大学発のベンチャー企業、メドメイン㈱(同市中央区赤坂2丁目、飯塚統代表取締役)から事業の一部を切り離して昨年8月に設立。大学内や病院内における知見を蓄積・共有し、ディスカッションを効率的に実施できるコミュニケーションプラットフォーム「Medteria」を提供する。大学・病院・学会といった単位のコミュニティでの利用を中心に約4万人のユーザーを有している「Medteria」を通じ、医療従事者や医療系学生の知識・技術の向上を支援しており、今後の成長が期待できることから、今回同社の第三者割当増資を引き受けた。
NCBベンチャーキャピタルは2020年5月に㈱西日本シティ銀行の子会社として設立。同年10月からベンチャーファンドの運営を開始し、現在スタートアップを対象とするファンドを運営。QB第二号ファンドはQBキャピタル合同会社(同市早良区百道浜2丁目、坂本剛、本藤孝代表社員)と共同で運営する、主に九州の大学に関連する大学発ベンチャー企業の成長を促す投資ファンド。21年4月に設立し、ファンド総額は約70億円(存続期間10年)。