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保育士養成講座の受講料免除の特別枠募集 アースウェル


週刊経済2021年11月2日発行

働きながら保育士の資格取得

福岡、熊本で小規模園2園を運営するアースウェル㈱(福岡市南区筑紫丘1丁目、大久保柾幸社長)は10月から、保育園で働きながら保育士の資格取得を目指せる講座「ココキャリ・アカデミー」の受講料免除の特別枠募集を開始している。
保育士養成スクールを運営するキャリアフィールド㈱(東京都渋谷区渋谷3丁目、都築裕一社長)と連携したもの。新型コロナウイルス感染拡大の影響にともない、解雇や内定取り消しを受けた人、採用選考の中止などで就職活動に支障が出た人が対象という。保育園で働きながら、保育士養成講座「ココキャリ・アカデミー」の受講料40万円を30人に全額免除する支援で、募集期間は10月1日~12月20日まで。支援対象者は、九州の保育園に保育補助として採用され、講座を受講しながら、保育補助として実務経験を積むことができる。同社が運営する「保育室ちょうちょ・くるみの森」(熊本市東区)でオンライン講座を受講できるほか、園内で実技試験対策が可能。現在、対馬の保育園「幼保連携型認定こども園 親愛こども園」でオンライン受講がスタートしており、熊本八代の保育園でも準備が進んでいる。
大久保社長は「コロナ禍で、能力がありながら失職せざるを得なかった人に、保育という仕事をセカンドキャリアとして考えるきっかけになればと思っている。多くの園で無資格者支援を受け入れて、資格取得支援を通して保育士を育てていく取り組みを広めていきたい。講座受講者を募集するとともに、一緒に取り組んでみたいという園を同時に募集している」と話している。
同社は1997年6月設立。資本金1千万円。従業員数55人。