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保健医療学部専門の大学を開学  学校法人純真学園    地下2・地上4階建て医療棟を改装


 純真短期大学、純真高等学校、埼玉純真短期大学を運営する学校法人純真学園(福岡市南区筑紫丘1丁目、福田庸之助理事長)は4月1日付で、保健医療学部専門の四年制大学を開学する。
 大学名は「純真学園大学」で、所在地は福岡市南区筑紫丘1丁目、同系列の短期大学、高等学校と同じ敷地内。看護学科、放射線技術科学科、検査科学科、医療工学科を設置、開学にあたり既存の建物を大幅に改装した。メーンとなる医療棟は地下2階、地上4階建て。地下1階、2階は放射線技術科学科、地上1階は大教室など共用フロア、2階が医療工学科、3階が検査科学科、4階が看護学科という配置である。それぞれの実技練習のための医療機器を備えている。4年次では福岡市内の医療機関を中心に実習も行う。各課程を修了すると国家試験の受験資格や認定資格などを取得できる。
 同大学設置準備室の担当者は「この度の大学新設は、医療を通じて社会に貢献する人材を育てるという創立者の遺志を受け継ぎ、発展させるものである。また、医療系4学科を同時に設置する私立大学は九州地区で初めてであり、各学科間で連携してチーム医療に関わるスペシャリストを育んでいきたい」と話す。学校法人純真学園は1956年「学校法人純真女子学園」として設立。同年に純真女子高等学校、翌年には純心女子短期大学を開設。1965年に私立では全国初の看護科を高校に設置した。高等学校は1966年に共学化。2007年には法人名を現在の「純真学園」に改称し、短大も共学化した。