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低価格の自動音声電話代行サービスを開始  めでぃあ    1コール10円


 インターネット通販やシステム開発を手がける株式会社めでぃあ(福岡市中央区大名2丁目、桂城工社長)は、8月下旬から自動音声による商品紹介やアンケートなどの低価格電話代行サービス「オートコールマン」を本格販売を開始する。
 自動音声電話(オートコール)とは、あらかじめ準備した顧客リストデータをもとに、コンピュータを使って、自動的に電話をかけるシステム。同システムを自社で購入すると初期費用が数百万円かかるのに対し、代行では初期費用がかからず、システムに詳しいスタッフを必要としないなどのコストメリットがある。同サービスでは同社が自前でシステムを構築することでコストダウンを図り、一般代行会社の価格平均70円/コール数を10円/コール数とした。音質向上を図り従来の一般的なIP回線でなく、ISDN回線を使用。価格は前金制で、1回線3万円(初期申し込み時のみ)。1回線を1カ月間ごとの貸切制とし、1回線の最低発コール数1万件。オートコールデータ(シナリオと録音)を作成する場合は3万円。見込み客の発掘や、休眠客の掘り起こし、選挙時などのアンケートに利用できる。介護サービスにおける、診察日案内や薬の服用時間案内など既存のサービスとコラボも考えているという。桂城社長は「ネット広告で取りこぼしの多い中高年をターゲットにできるメリットがある。幅広い分野で活用していただけるよう認知度を高めていきたい」と話している。
 同社は2007年2月設立。資本金300万円。09年1月期売上高は3000万円。従業員数3人。桂城社長は福岡市中央区出身。1971年5月27日生まれの38歳。九州電子計算機専門学校卒。趣味は温泉。