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低価格の緊急通報システムを開発  アイ・コンサルタンツ    年内発売へ


 システムの企画・開発・販売・アイ・コンサルタンツ合同会社(福岡市中央区天神4丁目、伊東啓次代表)は、独居高齢者・独居障害者向けに低価格の緊急通報システム「あんしんねっと」を開発した。現在福岡市など自治体の介護・福祉用具(サービス)認定を申請しており、認可が下り次第発売する。販売開始は年内を見込んでいる。
 販売先としては介護保険・障害者福祉サービスの利用者や自治体の福祉部局、介護福祉事業者を想定している。同システムは市販のネットブック(低価格・軽量パソコン)やインターネットカメラ、ICカード、カードリーダーを使用し、利用者の緊急時の対応、日常的な安否確認をするもの。利用者は緊急時や日常的な安否連絡の際、ICカードをカードリーダーにかざすだけで、登録先に電話、FAX、メールで通知できる。インターネットカメラと静止状態自動判定ソフト(2010年1月特許出願予定)で、利用者宅の静止状態が続くときには異常を検知して自動的に登録先へ通報する。また24時間対応の受信センター(設置予定)が、緊急時には利用者の状況確認、救急隊への通報、利用者宅へのかけつけなどを実施する。価格は初期費用(ネットブックやICカード、カードリーダー、インターネットカメラなど)が3000円台、月額費用(インターネット通信料・通話料など。受信センター利用料は別途)が3000~5000円程度で、「他社の製品(初期費用約5万円~約20万円)に比べると、最大で60分の1以下になる。月額費用を入れてもかなり安価で提供できる」(伊東代表)という。10年3月期に50台、11年3月期に100台、12年3月期に200台の販売を見込んでいる。伊東代表は「インターネットとインターネットカメラを利用した緊急通報システムは当社が独自で考案したものだが、市販の製品を組み合わせているため既存の類似製品に比べ安価で、信頼性も高い。福祉の現場にはまだIT技術が十分に取り入れられてないが、このシステムで多くの人に安全で安心な生活を届けたい」と話している。
 同社は2009年4月設立、資本金は100万円。従業員数は1人。10年3月期の売上高は445万円を見込んでいる。伊東代表は北九州市出身、1950年3月28日生まれの59歳。九州芸術工科大学(現・九州大学)卒業後、大手電機メーカー、大手ソフトウェア会社を経て、DFテクノシステムズ株式会社(福岡市)で無線ICタグの開発、および無線ICタグを使用したソリューションの開発・事業化を進め、福祉分野に特化した事業展開のため、同社を設立した。趣味は映画鑑賞、読書。