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企業の設備投資減で赤字に  日創プロニティ    売上高はほぼ横ばい


 福岡証券取引所の新興市場Qボードに上場する金属製品加工の日創プロニティ株式会社(福岡市南区向野1丁目、石田利幸社長)の09年8月期決算は、売上高が20億4400万円で前期比0・6%増、営業損失が1100万円の赤字(前年同期は7600万円の赤字)、経常損失が1600万円の赤字(前年同期は5600万円の赤字)、当期純損失が1600万円の赤字(前年同期は1億6800万円の赤字)となった。
 営業面では「シャープ堺工場」向けの国土交通省認定不燃パネルをはじめとする「オーダー加工品」や、オリジナル製品である波板・折板、屋根壁材などの企画品の販売に注力するとともに、環境関連や医療関連など販売領域の拡大を図ったが、すべての業界での設備投資の見直しや先送りにより、下半期の受注が減少し、売上高はほぼ横ばいになった。生産設備に関しては、精密板金加工分野の強化を図るため、昨年11月にレーザー加工とパンチング加工を同時に行うことができる複合機などを導入し、品質と生産効率の向上を図ったものの、原材料価格が昨年3月までの異常な高騰から低価格への移行期に入り、価格変動が短サイクルとなり、製品への価格転嫁が十分に行えず、利益確保が厳しかった。
 今期は政府の経済対策が政権交代により不透明になったこと、すべての業界における設備投資に対する慎重姿勢などから、金属加工分野にとっては厳しい状況が続くと予想。売上高は18億円で11・9%減ながら、営業利益が6600万円、経常利益が5000万円、当期純利益が1800万円の黒字転換を予想している。