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代替容器への切り替え事業者に助成金 福岡県


週刊経済2022年5月31日発行

飲食店対象、上限10万の5割補助

福岡県は、4月1日施行の「プラスチック資源循環促進法(プラスチック新法)」に伴い、飲食店などの持ち帰り容器を代替容器に切り替える事業者に助成金を給付する計画を明らかにした。
県内で、持ち帰り用容器をプラスチックから代替容器に移行する動きが活発化する中で、飲食店1店舗あたり10万円を上限に、5割を補助する新たな取り組み。飲食店からの募集形式で、助成の対象となるのは新規に代替品への切り替えを実施する店舗または中小企業。実施店舗には「代替品使用店舗」を示すステッカーの配布、SNSなどを活用した切り替え店舗のPRなどを実施する計画で、正式な開始時期は現在調整中。県としてはこれまで、このような補助制度には取り組んでおらず、飲食店のテイクアウト代替品に限定した助成金の給付は初の試み。
福岡県環境部循環型社会推進課企画係の柴田係長は「代替容器はサトウキビの絞りカスを原料としたもの。見た目もおしゃれで頑丈なので、近日中に開始予定の助成金給付をきっかけに、県内でのさらなる代替品促進につなげていきたい」と話している。