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仏企業による初の寄付講座を開設  九州大学    水素エネルギー研究で3年間


 国立大学法人・九州大学(福岡市東区箱崎、有川節夫総長)は、10月1日から3年間、同大では初となる仏企業による寄付講座「エア・リキード水素構造材料・破壊学講座」を開設する。
 同大が進める水素エネルギー社会の実現にむけた教育研究活動の一環。同講座は仏のエア・リキードと日本エア・リキード株式会社(東京都江東区、フランソワ・ジャコウ社長)による寄附講座で、工学研究院機械工学部門に初の寄付講座として開設する。講座では、水素環境下で使用される構造材料とその強度に関する教育と研究を実施。金属材料の破壊靱性(じんせい)におよぼす水素の影響とメカニズムの解明、超高圧水素ガス貯蔵容器の強度設計基準の確立、水素ステーション用機器における部品接触部の強度評価の3つを研究テーマに設定する。
 10月25日の記者会見で同グループのフィリップ・ケイユR&D、デピュティ・バイスプレジデントは「世界有数の研究施設を持つ大学との連携は大変光栄なこと。研究を通して社会に貢献したい」とあいあつ。同大の有川節夫総長は「今回の寄付講座も研究活動の一環。講座だけでなく、より一層多方面での連携を深め、節目で成果を確認しながら互いに実績を積み上げていきたい」と抱負を語った。