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仏・モナコ公国の日本庭園内に茶室新設 別府梢風園 来年10月に着工予定
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造園工事業の株式会社別府梢風園(福岡市東区青葉1丁目、別府壽信社長)は、フランス・モナコ公国の日本庭園内に茶室を新設する。来年10月に着工し、同12月に完成予定。
欧州初の日本庭園として1994年に完成した「モナコ公国日本庭園」は、フランス政府からの要請を受けて同社が手掛けたもの。8000平方mの日本庭園内にある既存茶室の隣接部に約30平方mの茶室を新設する。既存の茶室は正座でお茶を楽しむものだが、新設する茶室は椅子に座りながら行なう「立礼(りゅうれい)式」で、正座する習慣のない外国人向けに設置する。また、屋外でお茶をする「野点(のだて)」ができるように、茶室以外の庭園内も整備を進め、主客を呼んだ式典やイベント開催に対応していくという。別府社長は「多くの外国人がお茶を気軽に楽しめる茶室にしていきたい」と話している。
同社は1965年創業。これまでに国内だけでなく、中国、フランスに日本庭園を手掛けるなど海外での施工実績を持つ。資本金8500万円。従業員数は約20人。