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介護事業所向け利用者管理システムを提案  イレイト    導入コースは2種類


 居宅介護支援、介護コンサル事業などを手掛ける株式会社イレイト(福岡市博多区麦野4丁目、佐々木雅尚社長)は、顧客情報管理システム開発の株式会社シンカ(東京都、江尻高広社長)と共同で介護事業所向け利用者管理システムを開発し、7月1日から同システムの提案を始めた。
 名称は「おもてなし電話(介護版)」。同システムは、契約した各種介護施設の利用者および親族、家族関係者などの携帯・固定電話番号を登録し、顧客情報を一括管理。登録者から電話を受信した際に利用者の氏名や年齢、性別、介護履歴、介護担当者・責任者など利用者情報がパソコン上に表示され、電話対応時のコミュニケーションをスムーズにするほか、担当介護士不在時でも事務所内で情報共有化することでフォローを円滑にできるのが特徴。導入コースは2種類で、「ライトコース」は登録可能顧客5万件で初期費用10万円、機器設置費1万5000円、月額9800円。「プロコース」は登録者数10万件で初期費用20万円、機器設置費3万円、月額1万9800円となる。主に九州エリアの介護事業所に同システムを提案する方針。佐々木社長は「ITと介護を組み合わせた事業を立ち上げたのは今回が初めて。履歴も閲覧可能で煩雑な作業も減るなど効率的。担当介護士不在時でも、注意点が登録できるのでトラブル防止にもつながる」と話している。
 同社は2012年5月設立。資本金300万円。従業員7人。佐々木社長は広島県出身。1987年8月7日生まれの40歳。九州共立大学経営学部卒。