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今秋から本社工場を建て替え 松原食品


週刊経済2025年3月19日発行号

2029年春完成予定

食品メーカーの松原食品㈱(福岡市東区箱崎2丁目、奈良原一平社長)は、今秋から本社工場を建て替える。2029年春頃完成予定。

主力の個食・小袋調味料の受注が好調なことから、生産能力の向上と老朽化の解消を図る。投資額は十数億円になる見込み。建物は現在と同じ3階建て一部4階建ての構造で、フロア構成は、1階から3階が工場、4階が事務所などになる。現状では高さが低く、最新の製造機器の導入が難しかったことから、新工場は高さを確保した設計にする。延べ床面積は1・25倍の3943㎡。生産は止めずに部分ごとに建て替える計画で、事務所部分に製造機械を移し、事務所機能は3月から新宮の物流センターに移している。奈良原社長は「生産効率は現在の約2倍になる見込み。3年後には売上高20億円を達成したい」と話している。

同社は1945年創業、48年8月設立。資本金5千万円。2025年2月期売上高は18億2千万円。従業員は約70人。