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今泉1丁目に作家の活動支援拠点を開設  ダイスプロジェクト    不動産事業本格化の足掛かりに


 建築設計、デザインの株式会社ダイスプロジェクト(福岡市博多区千代1丁目、橋爪大輔社長)は10月26日、地元で活動する作家やクリエイターらの活動を支援する施設を同市中央区今泉1丁目に開設した。
 名称は「イマニュア アトリエ」。場所はトッパンビル別館のはす向かい、複合ビル「セルクル今泉」の2~3階。個人で利用する「プライベートアトリエ」5戸、6人で60平方mの1戸を共同利用する「シェアアトリエ」、現在入居中の店舗など5戸で構成し、今年1月に椛島康平取締役が宅地建物取引業免許を取得したことから、同物件の仲介、運営のほか、シェアアトリエのサブリースを手掛ける。入居者には、販売会の開催やメディア掲載で制作活動をサポートする。
 同社ではこれまでの建築設計やリノベーション事業で培った技術を生かすとともに、ビルや空室の管理・運営までをサポートすることで物件の資産価値を高めることを強みに、今後本格化させる不動産事業の拡大を図る。ゆくゆくは同市東区香椎のエリアでも新規プロジェクトを進める計画で、3年以内に計100室の管理・運営を目指す。橋爪社長は「空室率が高まる中、地域を活性化することで長期的に物件の資産価値を向上させることができる。そのためにはビルオーナーの協力が欠かせない。民間によるエリアマネジメントを実現したい」と話した。
 同社は2002年4月設立、資本金2000万円、売上高1億6000万円(14年4月期)、従業員15人。