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今期インドネシアに6店舗出店へ ベスト電器 ヤマダと資本提携で投資強化
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家電量販店の株式会社ベスト電器(福岡市博多区千代、小野浩司社長)は今年度中に、インドネシアで6店舗の新規出店を計画する。
インドネシアには05年に進出し、現在8店舗を展開。人口世界4位の規模に加え、近年は急速な経済成長で家電需要が急増しており、日本製品の人気も高まっていることから重点市場に位置付けた。同国の売上高は06年の約4億円から11年度は約63億円に伸びている。店舗は首都ジャカルタ周辺に、商業施設のテナント型で出店していく計画。インドネシアでは、6月からネット通販事業にも参入しており、マーケティングを強化している。
また、同社は7月13日にヤマダ電機との資本提携を発表。12月までに約120億円の第3社割当増資を実施する。増資完了後は同社株51%超を保有するヤマダ電機の子会社となり、増資分の約10億円をインドネシアを中心とした海外事業に投資する予定。海外事業を担当する中野茂常務は「これまでは海外投資に振り向ける体力がなかったが、ヤマダとの資本提携で余力も生まれる。国内の店舗を整理しながら、海外に一層力を注いでいく」と話している。