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今春、福岡市動物園にゾウ4頭受け入れ 福岡市


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

ミャンマー・ヤンゴン市との交流事業で

福岡市は12月2日、今春(3月頃)ミャンマーのヤンゴン市から、福岡市動物園にゾウ4頭を受け入れることが決まった。
ゾウは福岡市動物園の開園当初から人気の動物だったが、2017年に「はなこ」が亡くなって以来、ゾウ不在の状態が続いていた。市は2019年にミャンマー政府とゾウ4頭を受け入れる覚書を交わしていたが、新型コロナの流行や現地で起きたクーデター等の政情不安の影響で、受け入れが遅れている状態だった。来園するゾウは22歳のメス、3歳のメスの母子に加え、14歳のオスと12歳のメス。姉妹都市であるヤンゴン市との交流事業の一環で、学術目的で受け入れるもので、これに先立ち動物園内に展望休憩施設の「ヤンゴン館」をオープンしたほか、ゾウ舎も拡張整備している。
ゾウの名前は市民の公募で決定する予定。高島市長は本誌インタビューで「ゾウとのふれあいを通じて、姉妹都市であるヤンゴン市に思いを馳せるきっかけになれば嬉しい」と話している。