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今年秋、上毛町にコンテナホテル開業 千葉県のデベロップ


週刊経済2022年2月1日発行

同町と災害協定締結

建築・不動産事業、ホテル事業などを展開する㈱デベロップ(千葉県市川市、岡村健史社長)は今年秋、上毛町に宿泊施設「ホテル アールナイン ザ ヤード」を開業する。1月末時点で開業・発表している九州への展開は大分県中津市、鹿児島県伊佐市、宮崎県都城市、佐賀県江北町、熊本県八代市、宇城市に続く7店舗目となる。
同シリーズは、建築用のコンテナモジュールを利用した1棟1客室のホテルで、1室13㎡。ベッドやユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備え、開業準備中の店舗も含めて全国44店舗・1475室を展開。有事の際には客室を被災地に移設し、避難施設として提供できることが特徴。上毛町の店舗の場所は同町下唐原「湯の迫温泉 太平楽」隣接地。敷地面積は約1900㎡。客室数は24室を予定している。1月24日には、災害などの有事に「レスキューホテル」として移設する災害協定を同町と締結した。
同社では「レスキューホテルとしての有事出動では、民間病院でのPCR検査施設などの実績があり、さまざまな用途でご活用いただける。上毛町との協定締結を機に、地方創生SDGsや災害に強いまちづくりとの相乗効果を図っていきたい」と話している。
同社は2007年2月設立。資本金は3千万円。