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今年春の賃上げは319円増の4167円  北九州商工会議所調べ    夏季賞与支給企業は前年比4・9%増の見通し


 北九州商工会議所(北九州市小倉北区紺屋町、重渕雅敏会頭)は6月10日、北九州市内の企業の今年の春季賃上げ、夏季賞与などについて発表した。賃上げ額と賃上げ率の平均は4167円、1・8%でともに前年を上回った。
 毎年4月下旬から5月中旬にかけて調査、市内企業千社のうち、回答を得られた393社(前年度は400社)が対象。今年春季の「賃上げ」を実施した企業は前年比3・4ポイント増の43・0%。「賃上げなし」は2・9ポイント減の39・7%で、「賃金カット」は前年とほぼ横ばいの2・5%だった。全業種・全規模の賃上げ額の平均は4167円で前年に比べ319円増えた。賃上げ率の平均は、前年比0・19ポイント増の1・8%。ここ10年間の賃上げ状況の推移では08年に次いで高い数値となった。業種別では運輸業が賃上げ額4947円、賃上げ率2・23%で最も高かった。
 賃上げ前の基準内賃金の平均は同6490円減の23万3760円。勤続年数は0・5年短くなり10・7年で、年齢は0・3歳若い37・3歳。規模別では従業員3百人以上の企業が4290円で賃上げ額は最も高かった。百~299人の企業は3746円、50~99人の企業は4281円。賃上げ率は50~99人の企業が1・86%で最も高く、次に3百人以上の企業が1・73%、百~299人の企業は1・61%だった。
 賃上げを決定する要素として最も高かったのは昨年と同じく「自社の業績」で63・9%。次に高かったのは「労使関係の安定」で37・9%。賃上げなしと賃金カットを決定する要素として最も高かったのは昨年と同じく「自社の業績」の79・5%で、次に「これからの景気動向」11・5%だった。
 夏季賞与給与支給の見通しでは「支給する」が同4・9%増の67・0%、「支給しない」が1・7%減の5・1%。支給額を前年よりも「増額する」と答えたのは9%、「減額する」は23・2%、「ほぼ前年並」みが49・8%だった。