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人工島にCO2排出ゼロのモデル地区  福岡市    市5工区の事業計画


 福岡市は10月6日、アイランドシティまちづくりエリアの未整備地区「市5工区」(約95ヘクタール)の開発事業計画を取りまとめた。
 計画では、開発のコンセプトを「環境共生」に定め、国内最高レベルの環境先端地区を目指す。工区北東の一部には、CO2排出ゼロを目指すモデル地区「CO2ゼロ街区」を設定。太陽光発電などCO2を排出しない設備のみを用いた環境共生住宅や環境教育施設などを建設する。CO2排出ゼロを目指す取り組みは国内でも初。モデル地区の事業では、環境省など国の補助事業を活用していくほか、開発事業者に対し、市独自の補助制度も設ける予定。土地分譲は2010年から23年までに実施。今後、計画は11月の市議会に提出する。市港湾部は「現在の厳しい経済状況を踏まえて計画を設定した。CO2ゼロも現在の先端技術を活用すれば難しくないはず」と話している。