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九州新幹線「さくら」を熊本総合車両基地に搬入  JR九州    9月から試験走行


 JR九州(唐池恒二社長)は7月1日、九州新幹線「さくら」の新型車両を熊本市新港町2丁目の熊本港に陸揚げし、2日と3日未明に同市富合町の熊本総合車両基地に搬入した。
 搬入したのは、同社が発注した10編成(1編成は8両)のうち、九州に初めて陸揚げされた1編成。6月28日に製造元の日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)を出発した車両は、1日、熊本港に陸揚げした後、同港で熊本市と同社による記念式典が行われた。2、3日の未明に約16キロ離れた熊本総合車両基地(同市富合町)に搬入した。8月21日と22日に開く見学会で一般公開するほか、9月から試験走行を開始し、来年3月の全線開業に備える。
 九州新幹線「さくら」は、新大阪直通運転対応の車両として開発・製造されたN700系改良型。青みがかった白い流線形の車体が特徴。JR西日本が19編成、JR九州が10編成を新大阪―鹿児島中央間で運行する。