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九州大に研究施設と運営資金3・8億円を寄付 京都市の稲盛財団と京セラ 施設完成は09年6月
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財団法人稲盛財団(京都市、理事長・稲盛和夫京セラ名誉会長)と京セラ株式会社(同、川村誠社長)は、九州大学(福岡市東区箱崎6丁目、梶山千里総長)に教育研究施設と運営資金3億8000万円を寄付する。
九州大学は2011年に創立100周年を迎えるため、企業などに寄付を募っており、今回の寄付はその要請に応えたもの。施設は同大学が整備を進めている伊都キャンパス(福岡市西区大字元岡)内に建設されるもので、7月に着工する。完成は来年6月を予定している。地上4階建て、延べ床面積は約3400平方m。館内は1階に稲盛財団の活動を紹介する「稲盛財団ライブラリー(仮称)」、「稲盛国際ホール(仮称)」(約300席)、ロビーやサロン、2階~4階に次世代の環境技術、エネルギーなど最先端の技術を研究する施設「稲盛フロンティア研究センター」が入居する。建物は完成後すみやかに同大に寄付される。この稲盛フロンティア研究センターの運営資金を京セラが08年度から5年間で3億8000万円負担する。稲盛理事長は「この施設を大いに活用していただいて、最先端の技術・研究の発展に貢献してほしい」と話している。梶山総長は「とても心に触れる贈り物。教職員一丸となって教育、研究の成果をあげていきたい。将来九大に寄付してよかったと思われるような研究をしたい」と話した。