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九州初の日本社会人アメフト協会加盟チームを発足 中央区在住の吉野至さん チーム名は福岡サンズ
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福岡市中央区在住の吉野至さんは2月1日、日本社会人アメリカンフットボール協会(Xリーグ)加盟チームを立ち上げた。同リーグのチーム加盟は九州では初めて。
九州の社会人アメリカンフットボール競技者のプレー環境確保や、競技レベルの底上げを目指し設立した。チーム名は「福岡SUNS(サンズ)」。代表は吉野氏が務め、現在選手約45人が所属。イコールワン福岡支社を兼用事務所とし、毎週日曜日に西南学院大学田尻グリーンフィールド(西区田尻)で練習する。
初年度は西日本地区の3部リーグ所属になり、3、2部の公式戦は主に関西地区で開かれるため、現在遠征に必要となる資金を個人、企業からのスポンサーとして集めている。初年度は1000万円が目標。3月31日まではクラウドファンデングでも募っている。今後は年内にも一般社団法人化をする予定で、2年後には1部リーグ所属を目指す。
吉野至さんは大阪市出身。1988年9月27日生まれの29歳。関西大学システム理工学部卒。同大入学時にアメリカンフットボール部入部。選手としてリーグ優勝2回、学生日本一を1回経験。卒業後、ロート製薬(大阪市)に入社し、福岡支店配属をきっかけに11年に西南学院大学アメフト部のコーチ就任。13年よりヘッドコーチに昇格し、15年には同校を全国大会ベスト4に導いた。16年12月に保険代理店業のイコールワン(東京都、安田錦之助社長)に転職。17年1月に同大アメフト部の桑原直樹監督死去により、吉野氏が監督に就任した。17年2月1日に同社が福岡支店(福岡市中央区大名1丁目)を開設し、同日付けで支店長に就任している。吉野さんは「日本または福岡ではマイナー競技であるが、県民の方々から応援してもらえるチームを目指す。チーム立ち上げをきっかけに、大学在学中アメフトをやってきた若い人材が福岡で就職し、このチームでプレーしたいとなるように運営していきたい」と話している。

