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九州・沖縄~台湾の国際RORO航路開設 琉球海運 毎週水曜日にウィークリー配船
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琉球海運株式会社(那覇市、山城博美社長)は6月18日、博多港と鹿児島港、那覇港、台湾・高雄港などを結ぶ国際RORO定期航路をスタートした。博多港発の国際RORO定期航路は3航路目。
就航船は「みやらび2」(全長168・7m、総トン数22600トン、積載能力320TEU・乗用車245台)で、毎週水曜日にウィークリー配船する。コンテナ、シャーシ、車両など様々な荷姿の貨物が積載可能で、RORO船の特性を生かしてプラント、重機、精密機械、長尺貨物のほか冷凍・冷蔵貨物のニーズにも対応する。寄港地は博多(水)→鹿児島(木)→那覇(金)→宮古(土)→石垣(土)→高雄(日)→那覇(月)→鹿児島(火)→博多(水)。琉球海運および船舶代理店の博多港運株式会社では「博多港からは台湾向けのフィーダー貨物も視野に入れ、博多~台湾の高品質な物流サービスに取り組んでいく」としている。
博多港には6月1日現在、35航路・月間192便の国際コンテナ定期航路(国際RORO定期航路含む)が就航しており、その中でも国際RORO定期航路は博多~上海(1航路、週2便)、博多~釜山(1航路、週7便)の2航路就航している。
RORO船とはフェリーのようにランプウェー(乗降口)を備え、トレーラーなどの車両を収納する車両甲板がある貨物船で、搭載される車両はクレーンなどに頼らず自走で搭載・揚陸できる。