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九大大学院の木村、中野さんにグランプリ 九州ニュービジネス協議会 大学発ベンチャービジネスプランコンテストで
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九州地域でのニュービジネス創出・育成を目的に活動する社団法人九州ニュービジネス協議会(福岡市中央区天神2丁目、松尾新吾会長)が12月22日に開催した第10回大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストで、計測器のオシロスコープの低価格商品化について発表した九州大学大学院の木村一郎さんと中野雅俊さんがグランプリを受賞した。
同コンテストは、九州の大学・高専の技術発掘と学生の創造力などを養う場として、2001年から開催し10回目。今年は九州内の21大学と高専から47件の応募があり、第一次の書類審査と第二次のプレゼンテーション審査を経て、当日は7プランが発表された。グランプリには、九州大学大学院の木村一郎さんと中野雅俊さんがプレゼンした、科学技術の研究分野などで利用される計測器オシロスコープの低価格商品化と普及についてのプランが選ばれた。
また、北九州高専専攻科の真鍋ゆきさんがプレゼンした、洋服のコーディネートを提案するシステムについてのプランが九州経済産業局長賞を受賞。今年新設された九州連合会長賞には、九州大学大学院の木村誠一郎さんら3人がプレゼンした、電気自動車の充電スポット稼働率向上についてビジネスプランが選ばれた。また崇城大学大学院の扇谷昌宏さんら4件のプランが優秀賞を受賞した。
審査委員長の古賀光雄トーマツ・ベンチャーサポート株式会社社長は「今年は例年になくプレゼンテーションのレベルが高かった。商品やサービスの必要性、実現性、販売戦略などをポイントに審査したが、学生の視点は魅力的で、審査員が学ぶことも多かった」と講評した。