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久留米の老舗「ひろせ食堂」を継承 アペックスグループ
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週刊経済2025年3月12日発行号
4月中に新店舗で営業へ
ラーメン店「龍の家(たつのや)」などを展開する㈱アペックスコーポレーション(久留米市小頭町、梶原龍太社長)は、同市梅満町の老舗店「ひろせ食堂」を継承し、4月中に新店舗を出店する計画で準備を進めている。
1958年(昭和32年)創業のひろせ食堂は、人気の「ラーメン」と「焼めし」を中心としたメニュー構成で、久留米を代表する三大食堂系ラーメン店(ほか沖食堂、松尾食堂)の一角として、世代を超えて長らく地元市民に愛されてきた。店舗の立ち退きなどの理由で廃業する方針を固めていたが、同社の梶原社長の意向で事業を継承し、同市荒木町の国道209号沿いで店名も引き継いだ上で再スタートすることになった。すでに取得した物件で店内改装を進めており、4月中のオープンを目指す。
梶原社長は「久留米を代表し、個人的にも幼少期から通っていた特別な店。『この灯を消すわけにはいかない』と個人的な思いもあって店舗の継承を名乗りださせてもらい、快諾いただいた。本家の味をしっかり守り、みなさんに愛される店舗にしたい」と話している。