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主力の情報通信工事業が伸び増収増益  西部電気工業    10・7%増の582億6800万円


 情報通信設備建設業・西部電気工業株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、宮川一巳社長)の2014年3月期の連結決算は、完成工事高が前期比10・7%増の583億6800万円、経常利益が21・3%増の22億円で増収増益だった。単体でも完成工事高が502億5700万円(13・6%増)、経常利益が20億4700万円(27・5%増)の増収増益だった。
 クラウドサービスの利用拡大、LTEやW1─F1による通信速度の高速化、スマートフォンやタブレット端末の普及拡大など情報通信サービスの多様化が進み、主要事業である情報通信工事業は順調に伸び、さらにソリューション事業や太陽光発電設備およびオフィス、マンション等の大規模設備工事の受注増などから増収となった。損益面でも完成工事高の増加に加え、各種業務改善施策の展開などから増益となった。
 今期は引き続き情報通信サービスの普及拡大は進むものの、通信事業者間の顧客獲得競争等によるコスト低減など厳しい状況を想定している。この状況下、情報通信工事業では各種業務改善施策の展開、業務の効率化、生産性の向上を図るとともに、ソリューション事業やその他事業での大型案件の受注拡大、新たなビジネス分野への取り組みなどで完成工事高が585億円(0・2%増)、経常利益が23億円(4・5%増)の増収増益を見込んでいる。