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中間期売上高は0・8%増の281億3200万円 高田工業所


週刊経済2024年12月25日発行号

経常利益は5・6%増で通期予想を上方修正

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の9月連結中間期連結決算は、売上高が前年同期比0・8%増の281億3200万円、経常利益は5・6%増の16億2100万円で増収増益だった。

石油・天然ガスプラントの定期修理工事が増加したことで増収。業務効率化によるコストダウンや生産性向上で営業利益は4・1%増の16億4500万円、当期純利益は前年同期に連結子会社で一部特別利益を計上していたため、2・0%減の10億9600万円だった。受注高も製鉄プラントを中心に伸びており21・2%増の251億7千万円となった。髙田社長は「今期は定修が4年に一度の『スーパーメジャー』の年で、上期末の受注残高も増加している。残業規制については、今までのところお客様にご理解・ご協力いただき、順調に調整が進んでいる。受注については、人手不足や2024年問題を背景に、お客様の側でも早めに押さえておきたいという心理が働いて、次の定修の事前相談などもも増えている感がある」と話している。

今回の結果を受けて通期業績予想を上方修正、売上高の修正はないが、営業利益は期首予想比22・4%増の20億8000万円(前期比13・3%減)、経常利益は22・0%増の20億円(16・1%減)、当期純利益は22・7%増の13億5000万円(19・1%減)を見込む。髙田社長は「内部的には、法定の残業時間を上期でかなり消化した社員もいるなど、通期で見ると油断できない要素もあるが、絶対に法令は遵守する姿勢で臨んでいる」と話している。