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中間期は出店、客単価下落で増収減益  エムエス九州   下期は9店舗新規出店へ


 イオングループのコンビニエンスストア・ミニストップチェーンのエムエス九州株式会社(福岡市博多区榎田2丁目、荒川勤社長)の2009年8月期の中間決算は、売上高が102億6700万円で前年同期比100・9%増、経常利益が5800万円で同57・3%減の増収減益となった。
 期中に6店舗出店するなど店舗数増加に加え、オリジナル弁当が好調に推移し増収となったが、前年同期に大きく貢献したたばこ自販機専用成人識別ICカード「タスポ」が1年経過し売り上げが頭打ちになったことや客単価の下落、低温多雨の天候不順による季節商品の不振により特に7月の売り上げが大きく落ち込んだことが利益を圧迫した。
 下期は、福岡市内中心に9店舗出店し、期末は137店舗体制となる。通期売上高は209億1400万円で前期比4・4%増、経常利益は5900万円で同74・4%減の増収減益を見込んでいる。荒川社長は「昨今の経済状況で単価ダウン、買い上げ点数の減少が大きく影響し厳しい状況が続いた。しかし、その状況下でグループ会社との共同企画弁当や新発売G/dog、セルフコーヒーが目標を上回り好調なので、今後も差別化商品の開発を強化したい。また、来期目標は“持続可能な成長戦略の踏襲”と掲げており、質向上の出店を進めていく」と話している。