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中部水処理センターに水素製造、供給施設  福岡市など4社    来年春運転開始


 福岡市(高島宗一郎市長)は三菱化工機株式会社(神奈川県、山中菊雄社長)、豊田通商株式会社(名古屋市、加留部淳社長)、九州大学と共同で、福岡市中央区荒津2丁目の中部水処理センター内に、燃料電池自動車(FCV)向けの水素製造装置、供給施設を建設する。
 市が推進する「水素リーダー都市プロジェクト」の一環で、下水処理の過程で出る汚泥から発生するバイオガスで水素を製造し、FCVへ供給する。事業費は13億円。敷地面積は約1350平方m。9月から建設工事に着手し、来年春に運転を開始する。市が場所の提供とステーション運営のバックアップ、三菱化工機が設計、施工、豊田通商が事業性に関する評価、九州大学が下水バイオガスを水素に転換する技術的評価を担当する。水素を製造し、燃料電池自動車に供給するための一連の設備を商用規模で建設する試みは世界初という。
 7月31日に開かれた起工式で、高島市長は「迷惑物質から水素を取り出す、世界初のプロジェクトが始動する。トヨタは今年度内にFCVを発売、ホンダも来年の発売を表明しており、FCVの時代が近づいている。グリーンアジア国際戦略総合特区なども活用しながら、共同研究メンバーとともにプロジェクトを成功に導きたい」とコメントした。