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中国重慶市の百貨店に福岡ブース開設へ  福岡商工会議所    出店企業を選定中


 福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2丁目、河部浩幸会頭)は11年をめどに、中国重慶市の新世代百貨店内に福岡市企業の商品ブースを設置する。
 同会議所は9月24日、重慶市に事務所を開設し同市の経済団体と提携を結ぶなど関係の強化を図っており、今回のブース開設は初の具体的な事業となる。出店する新世代百貨店は同市最大規模の商業施設で、ブース出展を足がかりに会員企業の扱う食材などを中国の市場に売り込む狙い。現在、同市のバイヤーと共に出展企業の選定を進めており、第一弾で10社ほどの商品を持ち込む予定。
 重慶市は中国内陸部の直轄市(省に属さない指定都市)。都市圏人口は940万人で、2010年に中国政府が国家5大中心都市の一つに指定した。同市の経済団体が日本の経済団体と提携するのは初めて。河部会頭は「これまで日本の企業は中国沿岸部の都市としか交流がなかった。まずは福岡から内陸部の大都市と交流を強化し、日本の食やITなどを持ち込みたい」と話している。