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中国・福建省厦門市に物流センター  広州山九    倉庫面積は3000平方m


 総合物流大手の山九 (本社東京都、本店・北九州市門司区港町、中村公大社長)の子会社で、中国の現地法人・広州山九物流有限公司(広東省広州市、中井浩社長)はこのほど、中国福建省厦門(アモイ)市に物流センターを開設した。
 華東・華南地域と福建省内を結ぶ中継拠点を開設することで、利便性および物流機能を高めるのが狙い。名称は「広州山九物流 アモイ物流センター」で倉庫面積は3000平方m。主に日系化学メーカーの配送センターとして稼働し、福建省内で顧客営業、集荷活動を展開していく。スタッフは4人。同社では「厦門市は対外貿易の早期開放による物流網の発達を背景に、従来のトラック輸送に加え、内航船、鉄道の輸送手段選択が可能な地域となっている。今後も中国物流ネットワークの拡充を続けていく」と話している。
 広州山九物流有限公司は1996年11月設立、従業員740人。広州市を中心に輸出入フォワーディング業務、国内輸送業務、倉庫作業などを展開する。山九グループの中国最大の倉庫「華南物流センター」や自社車両110台を有する大規模な現地法人。
 山九は1918年10月北九州市門司区で設立。資本金286億1900万円。2016年3月期の単体売上高は3434億4900万円。従業員1万1151人(単体、2016年3月)。