NEWS

  • 地域

上智大学と提携し来春から男女共学化  泰星学園    上智福岡中学高校に校名変更


 泰星中学高等学校を運営する学校法人泰星学園(福岡市中央区輝国1丁目、外川直見理事長)は、4月1日付で、姉妹校の学校法人上智学園上智大学(東京都)と教育提携を結ぶ。
 さらなるグローバル人材の育成を図るほか、少子化や不況による受験生減少を受けたもの。同大付属校となり教育の充実と進学率向上を目指す。2011年4月に入学する生徒において特別推薦枠20人を設け、校名を「上智福岡中学高校」に変更するほか、12年4月から男女共学化し、160人の定員のうち40人の女子生徒枠を設ける。女子生徒受入における設備投資は、トイレや更衣室の設置を検討中で共学化までの2年間で随時実施していく。これまで、同じカトリック修道会イエズス会として姉妹校関係にあったが、教育面での提携はなく、教員教育機関として同大を利用する程度だった。今後は全生徒の上智大学見学会や英語カリキュラムの共同開発、同大のネットワークを活用した留学プログラムの充実などを進める。同大が他校と教育提携を結ぶのは全国で初めて。外川理事長は「カトリックの精神を基とした教育方針など当学園と上智大学は、共通する独特の校風がある。中学から大学まで一貫した教育により国際的な視野を持った人材を育てたい」と話している。